提示された課題を分析します。まず、「研修で解決できる課題」なのか、「研修では解決できない課題」なのかを見極めます。
組織の人材のパフォーマンス(成果および成果を導くまでのプロセス)に問題がある場合、研修による働きかけが有効であるのは、
個々人の「知識・態度・スキル」に課題がある場合です。
課題が研修によって解決できると分析された場合、分析結果に基づき、最適な研修方法を設計します。
研修を提供する最終目的を確認し、最終目標達成のためにどのような研修(または業務現場でのサポート)が必要なのかを見極め、
E- ラーニングやOJT を含め適切な手段を選びます。当該業務の専門家や熟練者と連携しながら、受講者の立場に立った設計をすることもも大切です。
行われる研修の効果測定のしくみや評価指標なども、この段階で明確にします。
設計に基づき、研修で用いる教材やツールを開発します。依頼企業の内部講師によって研修を行う場合には、詳細なレッスンプランの開発提供も行っています。
またOJT 指導書や実施評価表なども作成し、集合研修だけでなく現場での指導を確実にするためのツールも開発します。
開発した研修を実施します。同時に評価のためのデータ収集も行います。
社内講師による研修の場合は、オブザーバーとして講師や研修実施に対するフィードバックも提供します。
分析段階で明確にしておいた評価指標に沿って、研修前及び実施後の評価をします。
現場で活かすための体制が不足している場合は、Human Performance Improvement の手法を用いて、研修成果を活かせる体制の構築を支援します。