1. スクリーニング
組織の人材を、約80問のアンケートによりスクリーニングし、革新的な素養を持つ人材をピックアップします。
スクリーニングを行うのは、自社や業界の慣習に囚われることなく、日常の中でいろいろなアイデアを考えている人材を集める為です。
新たな事業の開発に必要な、自社や業界の常識に囚われない、多様な人材を、アンケートやインタビューによって発掘します。
2. 適材によるチームの立ち上げ
以下の特性と持った人材によるイノベーションチームを構成します。
◎市場にこれから現れる傾向を捉えることができる....................マーケッター
◎コンピタンスを活かした製品・サービスを具体的に示せる....コンセプトメーカー
◎試作して想定顧客の反応を見ながら洗練させていける...........エンジニア
◎全体を取り纏め、トップマネジメントとの交渉を担える..........プロデューサー
3. 新規事業創造プロセスの実践
プロジェクトチームが、新規事業のプロセスを共有します。
◎自社や業界の常識に囚われない
想定顧客や市場の観察と、それによる潜在ニーズの発見
◎潜在ニーズを満たす仮説・コンセプト作り
◎コンセプトに沿った試作品の作成
◎想定顧客の反応を反映した試作品の検証・洗練
を高速で繰り返しながら、ユニークな製品やサービスに仕上げて行きます。
想定顧客にどのように訴求し、収益をどこで上げ、どのように維持していくかも具体的にします。
イノベーションの実践では、多くの経験が無ければいいものは作れません。
オペレーション効率を追求し、無駄を排そうとすると、却って質を落とすことになりかねません。
弊社のイノベーション支援では、量を通じて質が磨かれるという視点に立ち、学習速度の加速を重視しています。
プロジェクトと同時進行
トップマネジメントによる「意識改革」の推進
プロセスの実行にあたっては、チームが孤立しないためのトップマネジメントの配慮が重要です。
チームはイノベーションの実践をリードはしても、自分達の力だけでイノベーションを実現はできません。
組織の協力が不可欠ですが、独立してチームを結成すると往々にして孤立してしまいます。
トップマネジメントから、組織の理解と協力を促すことは必須であり「新規事業プロジェクトチーム」対「既存事業を推進する組織」という
対立軸を生まないように工夫することは、プロジェクトによって生まれる「事業の種」を将来育てていけるかどうか、さらには、
新規事業により発展する軸を持つ企業になれるかどうかに関わる重要なポイントです。